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Windowsの習得項目 (続き)

 

d)インターネット (メール含む) の学習

 

 せんじつめれば、インターネットこそは、これからのパソコンを使用する目的のうち、最大のものだといっても、過言ではないことでしょう。また、インターネットが出現しなければ、自宅SOHOなどという仕事の形態は、そもそも存在すらしなかったことでしょう。
 しかし、インターネットには、社会ぜんたいの通信システムというものが深く関わっており、まず、それらを利用することから新たに発生する、維持費 (ランニングコスト) というものに、絶えず頭を悩ませなくてはなりません。たとえば、通信費を増大させないためには、どうしたらより速やかに目的のWebページに到達できるのか。自分のWebサイトを持つには、プロバイダ契約がよいのか、レンタルサーバーがよいのか、自宅サーバーがよいのか。より速やかに大量のデータを伝送するためには、どのような回線と装置を選択したらよいのか。・・・
 同時に、インターネットは、最初はその言葉すら耳慣れない、ウィルスやセキュリティなどといった高度に専門的な課題にたいしても、いやおうなしに、なんらかの対策を立てる必要があることを、初級上級といったレベルをとわず、すべてのユーザーに迫ることにもなりました。たとえば、どうしたらより安全にメールの交換ができるのか。万一ウィルスに感染したらどのように駆除し、またシステムを修復するのか。いったい自分のパソコンの内部情報は、外部からの悪意ある侵入にたいして、どの程度防御されているのか。・・・
 もちろん、ここでお話ししたようなことは、パソコンに少しは慣れ、ある程度いろいろな体験もした上で、初めて、実感をともなって理解できることです。初歩の段階では、インターネットとは、ネットサーフィンをすることだろうとか、電話の代わりにちょっと流行のメールを送ることだろうとか、そんなおぼろげな認識しかなくて当たり前です。
 しかし、もし、仕事でそれを使いこなす必要があることが、あらかじめわかっている場合には、自己流の変な思いこみやクセがつくまえに、やはり早めに一度は、系統だった学習をしておかれることを、おすすめします。
 当店のケースでは、通信教育で、インターネットの原理や仕組みなど、一通りの知識を吸収しました。そのなかには、ネットサーフィンやメールのやりとりなどの日常の具体的な操作に、すぐさま活用できるというものもあれば、別に知らなくてもそのまま済んでしまうような内容も、多くありました。ただ、あとあと、ブラウザやメーラーのオプションないしアカウント設定を細かく検討しなければいけないレベルになると、そこで得た知識がちゃんと基礎となって、ずいぶん助かるものです。
 このような講座は、かならずしもインターネット環境 (プロバイダなどと契約が済み、いつでもオンライン接続できる状態のことです) がなくても、添付されたCD-ROMを活用して、擬似的な体験学習が進められるものもあります。また、多様な通信回線 (ISDN、ADSLなどです) とそれに必要な機器 (モデム、TA、ルーターなどです) の組みあわせの解説もされているはずですから、自分に最適なインターネット環境を整えるための、予備知識を得るためにも役立つでしょう。

 

 

 ところで、インターネットの学習と直接の関係はありませんが、国際電話接続防止ソフトについて、ちょっと触れておきたいと思います。
 つい先日も、NHKテレビで報じていましたが、最近、ダイアルアップでインターネット接続している場合、アクセスポイントへの電話のつもりが、知らないうちに国際電話に切り替わり、あとから法外の電話料を請求される被害が、急増しているとのことです。この場合、まったく本人にその覚えがなく、故意に接続が切りかえられたケースであっても、この電話料は、法的にはかならず支払わなければならない、とのことでした。
 これら国際電話への切りかえは、これまで通常考えられていたように、アダルトサイトなど特殊なサイトのブラウズ時だけではなく、最近は、占いなどのポピュラーなサイトにまで拡大しているようです。しかも、ブラウザ画面上で、「国際電話へ切りかえてよいですか?」というメッセージに、かりに「いいえ」と拒否しても、特殊なプログラムが組みこまれることで、無条件に外国とつながってしまう、といった悪質なものが増えてきた、とのことでした。
 それこそ、おかしいと思ったら、すぐに通信用モジュラーケーブルの端子を引きぬいてしまうとか、最悪、パソコンの電源を落としてしまえばよいわけですが、国際電話接続防止ソフトなどをインストールしておく方法もあります。
 とりわけインターネットに慣れないうちは、とかく物珍しさもあって、ネットサーフィンなどの途中で、深く気にしないままに、承諾確認などのメッセージにたいして、「はい」をクリックしてしまったり、さらには英語などで書かれた内容がよくわからないのを、ついそのまま「OK」などクリックしやすいものです。当店の場合でも、一度、KDDから600円ほどの請求書を頂戴したことがあります。
 このように、あとの祭りにならないため、上記のソフトの導入なども必要かもしれません。通常、これらのソフトはフリーウェア (無料) としてダウンロードできますが、メモリに常駐される (少なくとも回線接続時には) ことと、最近の動向にどの程度までの効果があるかはっきりしない、という問題もあります。しかし、まったく無防備であるよりは、少しは安心できるのではないでしょうか。

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