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=入力業務編の詳細の目次(リンク)=
入力業務というもの
入力業務の技能と習得
当店での入力業務の位置づけ

 


入力業務の技能と習得 (続き)  (ワープロソフトの理解)

 

b)校正業務の基本

 

 校正というのは、入力業務をすすめる過程で、多かれ少なかれ、必要とされる技能の一つです。しかし、校正業務と名がつくほどの専門的な知識までは、必要ではないと思います。
 校正業務の基本を、通信講座でわざわざ学習したというのは、もともと活字文化に関心がある店主の、まったくの趣味的な脱線にすぎません。
 もちろん、入力した結果を一度プリントアウトして、自分でチェックするようなとき、校正記号の使い方とか、正しい校正の手順とかについての素養があれば、それなりに効率的ではあることでしょう。しかし、これらの講座で習得した知識が活用できるのは、入力業務でというよりは、むしろ、あとからお話しするDTP業務においてだと思われます。
 ただ、当店として、役に立った講座の一つにはちがいないので、順序はいささか逆になりますが、その内容の項目だけを、ここでざっとご紹介してみましょう。

 

a. 校正はどのような作業で、どのような位置づけを持つのか
b. 校正の種類とその手順
c. 校正記号とその使い方
d. 誤植とはなにか
e. 日本語の特長、および漢字と仮名遣いについて
f. 文字の書体とサイズ、約ものとしるしもの、字間と行間
g. 日本語組み版 (縦組み) の原則、および電算植字での注意点
h. はみだしなどの各種の調整とその規則
i. 横組み版における校正

 

c)ワープロソフトの理解

 

 店主の場合には、これを機会に、ワープロ入門の通信講座を受講しましたが、ワープロソフトをふだん使い慣れていらっしゃる皆さまの場合には、ことさらの学習は、必要ありません。
 また、ベタ入力だけにかぎれば、ワープロソフトではなく、テキストエディタでも対処することができます。
 ただ、ワープロソフトは、今後いろいろな場面での応用がきくものですし、次のような機能などについては、一通りの操作の習得あるいは再確認を、しておかれたほうがよいでしょう。
 なお、当店ではおもに一太郎を使用していますが、実際の入力業務でもしワープロソフトを指定される場合には、ワードを指定されるケースのほうが、だんぜん多いようです。

 

a. IMEの使い方とくに単語登録などのやり方
b. 検索または置換機能の活用法
c. よく使う操作のショートカットキーによる使いこなし
d. ごく基本的な文書レイアウトの方法
e. ファイル保存や印刷のための各種の設定
f. 基本的な文書チェック (たとえばスペルチェックなど) のやり方
g. 郵便番号辞書の使い方
h. 簡単な作表のやり方
i. 表計算ソフトからの表やグラフの貼りつけ

 

(続く)

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