校正というのは、入力業務をすすめる過程で、多かれ少なかれ、必要とされる技能の一つです。しかし、校正業務と名がつくほどの専門的な知識までは、必要ではないと思います。
校正業務の基本を、通信講座でわざわざ学習したというのは、もともと活字文化に関心がある店主の、まったくの趣味的な脱線にすぎません。
もちろん、入力した結果を一度プリントアウトして、自分でチェックするようなとき、校正記号の使い方とか、正しい校正の手順とかについての素養があれば、それなりに効率的ではあることでしょう。しかし、これらの講座で習得した知識が活用できるのは、入力業務でというよりは、むしろ、あとからお話しするDTP業務においてだと思われます。
ただ、当店として、役に立った講座の一つにはちがいないので、順序はいささか逆になりますが、その内容の項目だけを、ここでざっとご紹介してみましょう。
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