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入力業務というもの
入力業務の技能と習得
当店での入力業務の位置づけ

 


当店での入力業務の位置づけ

 

 さて、こうしていささか脱線しながらも、入力業務にかんする一通りの習得を進め、ある程度の経験もしたところで、大きな今後の方針を、そろそろまた、再検討する必要にせまられました。
 そこで、この時点で当店の得た結論とその理由、入力業務でのスキルアップについて思うことなどを、整理して述べてみましょう。

 

a)当店での結論

 

1) 入力業務は、当店のおもな「売り」にはできない。

 

2) その代わりとして、新たにドキュメント制作業務の技能の習得を開始する。

 

b)その理由

 

1)技能の限界

 

 まず第一に、この業務で求められている技能にたいしての、店主のレベルが考えられます。結局、次のように、技能の限界を認めざるを得ませんでした。

 

a. 入力業務講座の修業検定に、二度とも合格できなかったことは、少なくとも、この業務に大いに向いているとはいえない。

b. 店主の年齢を考えたとき、このあと、レベルがいちじるしく向上するとは考えられない。

c. また店主の性格として、じっくり丁寧に仕上げるタイプではあっても、スピードの面では期待できない。

 

2)単価の下落

 

 たとえば、文字入力であれば1文字あるいは1ページあたりの単価が、また、データ入力であれば1件あたりの単価が、それぞれ下落して、当初予想していた時給が確保できない、と思われました。思うに、これは次のような要因によるものではないでしょうか。

 

a. 不況の影響で、もともと単価が下落しているのに加えて、やはり不況のために、入力業務を始めた同業者が増えた。

b. さらに、入力業務そのものが、人件費の安い海外に流れる傾向もあるらしい。

 

3)時間の制約

 

 ここで、かりに単価が安くても、数をこなすという考え方もあるでしょう。その場合には、一日の作業時間を、かなり思いきってのばす必要がありますが、当店の場合には、それもなかなか困難に思えました。

 

a. 家事やいろいろな学習の時間を除けば、一日の作業時間は、せいぜい5時間どまりである。

b. スキルと合わせて考えた場合、大量の入力をこなすには、納期が長くなければならないが、ほとんどが、大量の入力を短期に仕上げる、という業務ばかりである。

 

(続く)

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