いわゆるグラフィックデザイナーの方が、広告デザインの分野で、ご自分でデザインからアウトプットまでをこなされる場合はともかく、ふつうのDTP
(組版) で、できあがったグラフィックを配置するだけであれば、ドローグラフィックソフトの出番は、そんなに多くはないでしょう。
また、おもなレイアウトソフトには、簡単なイラストやカットなどのグラフィックを描画するツールが、もともと組みこまれており、その意味からも、ドローグラフィックソフトが不可欠とは、思えません。
それでもなお、ドローグラフィックソフト、とりわけアドビ社のイラストレータについての習得が、どうしても必要なように思われます。
というのも、DTPの現場でやりとりされるドローグラフィックデータは、圧倒的に、イラストレータによって作成されたものが多く、それは最早、DTPと二人三脚のようなソフトになっているからです。
また逆に、イラストレータじたいも、商用印刷のためのトンボや分版などの機能を持ち、日本語組版に対応するいろいろな配慮もされていますので、ちょっとしたチラシなどは、わざわざレイアウトソフトを使用せず、イラストレータだけで処理されることがあるようです。
当店では、フォトショップ同様に、マニュアルによるイラストレータの習得を、試みました。
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