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ドキュメント制作業務について
ドキュメント制作の技能と習得
当店でのDTP業務の位置づけ

 


ドキュメント制作業務について

 

 当店で習得につとめた、ドキュメント制作にかんする技能は、大きくわけて、DTP方面のものと、プレゼンテーション方面のものとがあります。もちろん、入力業務のときと同じく、終わってみればそのようであった、ということですが。
 それぞれの業務を、ごくかいつまんでご説明すると、次のようになります。

 

a)DTP業務

 

 DTPは、ディスクトップ・パブリッシングの略で、それこそ個人レベルであっても、パソコンとソフトとプリンタがあれば、書籍やカタログなどの本格的な印刷物を作成することができる、というものです。
 アウトソーシングの業務としてのDTPを見た場合には、おもにエディトリアルデザイン (編集もの) の分野において、おおもとの原稿や写真などの執筆収集の段階から、掲載物を整理し出版物としての体裁を整える編集、さらにおのおののページに具体的にデータをレイアウトする組版、最後にそれを商業ベースの印刷物にアウトプットする段階までの、いろいろな工程におけるかかわりというものが、考えられます。
 しかし、このうちでも、組版を中心とする作業が多いようですし、実際ふつう、DTP=組版、と理解されているようです。また、クライアントは、印刷や出版関係の会社が中心となります。
 DTPに必要なハードの性能は、それこそピンからキリでしょう。しかし、たとえばパソコン本体の性能についていえば、本格的に業務でバリバリ使うのでなければ、当店レベルのスペック (Windows98です。くわしくはSOHOメニューの別項目の「転ばぬ先の環境術」をご参照ください) であっても、一通りの技能の習得は可能です。
 また、出力についても、印画紙やフィルムによる特殊な出力はもちろん、高画質な印刷が必要な場合でも、サービスビューロー (出力センター) などへ依頼すれば解決できることもありますから、かならずしも高性能プリンタなどを、わざわざ装備することはありません。
 これにたいして、使用するソフトのほうは、レイアウトソフト、フォトレタッチソフト、ドローグラフィックソフトの、最低3つを、いずれ買いそろえなければならないでしょう。

 

b)プレゼンテーション業務

 

 プレゼンテーションとは、社内会議などで出席者に報告をしたりすること、あるいは、ユーザーにたいして自社製品の売りこみや説明をおこなうこと、などというビジネス上の行動のことをいいます。
 プレゼンテーションには、ふつうなんらかの資料がつきものですが、この資料を依頼によって作成する業務を、ここでは、かりにプレゼンテーション業務と呼ばせてもらっています。
 最近のこのような資料は、たとえばドキュメントの場合であっても、単なる文章のられつに終わらない、図表を積極的に取りいれた、大変ビジュアルなものになってきています。さらにはまた、電子プレゼンテーションといって、紙面ではなくパソコンの画面そのものをフルに活用して、その上でイラストをアニメーションさせてみたり、音を鳴らしたり、3Dを応用したりと、じつに多彩な表現をされた資料を提供するようなことも、増えてきているようです。
 ただ、なにぶんこれから発展していく業務分野でしょうから、クライアントの傾向や需要などの見とおしについては、今ひとつ明確ではありません。

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