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病医院治療のチェック

養生法としての食事療法

養生法としての民間療法

養生法としての民間療法(続き)

a)検証済みの民間療法(続き)

2) 胃腸障害の民間療法

 胃腸障害の時、実際に効果があったと思われるのは、次のような療法です。

 

a. 絶食

 ことさら下痢や痛みの症状があるわけでないのに、しばらくなんとなく胃腸の調子がおかしいような時、むやみに市販の胃腸薬を飲むのでなく、一度絶食を試みるというやり方があります。

 たとえば、暑気あたりや風邪などから引き続いて、一時的に不調になった消化器にとって、食事を抜くことは、その負担を大きく軽減し、回復を促進してやることにつながるはずです。ただ、そのような絶食によっても、ほとんど症状が改善しないとか、やや長期にわたる変調とかの場合は、なにか重大な病気が潜んでいる可能性もありますので、早めに、病医院においでになってください。

 完全な絶食が難しい時は、せめて、消化が良く、しかもある程度のカロリーや栄養を補給できる食品などを、重点的に食べるようにします。
 サラリーマン時代の私のケースですと、夏場の胃腸障害時にはいつも、ご飯や普通のおかずをいっさい食べずに、お豆腐、ヨーグルト、プリンの 「三点セット」 だけをしばらく続けて、回復させたものです。もちろん、体力低下を防ぐために、食品の種類は少なくても、お腹がちゃんとふくれるだけの十分な量は、その都度食べるように心がけました。

 

b. 梅肉エキス

 食中毒などの特殊な場合は別として、少し腹痛をともなう胃腸障害のある時、また、なにか悪いものを食べたようで不安な時、あるいは、風邪などから胃腸症状に発展した時などでも、梅肉エキスが役立つものです。

 梅肉エキスは、その名の通り、梅の実だけを原料として作られる、非常に酸味の強い、真っ黒でハチミツのような粘りをもった自然食品ですが、小さじ一杯程度のエキスを、白湯に溶かして服用します。この時、どうしても酸味が我慢できない場合には、ハチミツなどの甘みを加えてもかまいません。
 かなりな速効性があり、一回の服用だけでも、ふつうは数時間で、不快な症状が改善されることでしょう。

 梅肉エキスに限らず、梅干しなどもそうですが、梅には、じつにいろいろな健康効果がありますので、是非、ふだんの生活にも、積極的に活用していただきたい食材です。

 なお、梅肉エキスは、梅干しの専門店や産直農家などでも、販売しているようです。もし、皆さまが 「こだわりの梅干し」 などを特別に注文されるような場合には、梅肉エキスも一緒に購入しておかれると、重宝されるかも知れません。

 

ご紹介情報/サイト(外部リンク):

情報名 サイト 備  考
「梅肉エキスの効用
その1~6」
Mikarinの
健康万歳
サイトのトップページから、「バックナンバー」 > 「第84号~第89号」 とリンクをたどった所に、記載があります

 

「紀州うめぼし村」 バーチャル和歌山 サイトのトップページから、「物産チャネル」 とリンクをたどった所に、記載があります

 

 

(続く)

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