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病医院治療のチェック

養生法としての食事療法

養生法としての民間療法

病医院治療のチェック

 ここでは、病医院でおこなわれる病気治療の中でも、私たちにとって最も身近な、検査と、医薬品に限って、お話ししたいと思います。

a)検査について

1) 今どきの検査

 かつて、かかりつけの近所のお医者さまといえば、問診から始まり、顔色や舌を観て脈をとり、聴診器を丁寧にあてたり皮膚の状態を調べるくらいで、尿検査の一つもするではなく、その場で病気のみたてをされていたように記憶しています。それでも、もらった薬を飲んでいれば、ふつうはまもなく、元通りの身体 (健康状態?) に戻れたものでした。

 もし、念のためにせよ、レントゲンや心電図などの「精密検査」を受けるために、さらに別の 「ちゃんとした病院」 を紹介されるようなことであれば、それだけでもう、かなりの 「重病」 という感覚だったのです。

 ところが今では、ちょっとした病気であれ、お医者さまに初めてかかるということは、ほとんど、検査を受けに行くことと同じようになってしまいました。
 ケースバイケースとはいえ、少しオーバーに表現すれば、風邪症状で内科受診すれば、まず問診が終わると、尿の検査と血液の検査の一式がおこなわれ、続いてレントゲンはふつう必ず、時としては心電図などもチェックされ、それらの検査結果が一通り出そろったところで、先生からくわしい病名の説明があり、やっとお薬を出していただくことができるのです。

 もちろん、これらの検査にも、有り難い点はいろいろあります。
 自分では思いもかけなかった、他の病気の芽のようなものが、いち早く発見できる場合があります。ふだん、忙しさのあまり、ついつい病医院に足が向かない人にとっては、定期健康診断をかねた絶好の機会でもあるでしょう。中には、検査された方が安心する患者さんもいたりして、症状を実際より誇大に申したて、あれこれ 「誘導検査」 をしてもらうなども、実際あるのかも知れません。

2) 検査の予備知識

 しかし、ここでは別に、そのような検査のあり方について、とやかく言うつもりはないのです。
 ただ、病医院でこのような検査がついて回る以上、なによりも病人であるわれわれ自身が、その検査の方法や意味をよく理解し、また、病気の回復や今後の健康維持のために、それらの結果を、少しでも自発的に活用する姿勢が大切だ、と思うのです。

 検査値は、自分の今の身体の状態を、最も正直かつ客観的にあらわす指標には違いありませんし、さらに、どのような検査が、どういうタイミングでおこなわれるかは、自分の病名や病気の程度を、自覚するための大きな手がかりでもあるからです。

 これら、検査をわかりやすく解説した書籍は各種でておりますので、一家に一冊、常備されることをおすすめいたします。また、Webサイトの中にも、検査の解説コーナーを設けているものがあり、こちらも参考になるのではないでしょうか。

 

ご紹介書籍/サイト(外部リンク):

書名 著者 出版社/出版年次
病院で受ける
検査がわかる本
済陽高穂/
林泰共著
法研
1996年刊
ナース必携
「検査マニュアル」
照林社編 小学館
1986年刊
照林社看護誌
月刊エキスパートナース
臨時増刊号

 

ご紹介情報/サイト(外部リンク):

情報名 サイト 備  考
「検査早わかり事典」 医療法人祐生会
みどりヶ丘病院
サイトのトップページから、「当院を受診される方へ・・・」 とリンクをたどった所に、記載があります

 

「検査について」 病院の検査 サイトのトップページから、すぐにリンクして記載があります

 

「健診に行こう!」 武田薬品 サイトのトップページから、「生活習慣病情報」 とリンクをたどった所に、記載があります

 

「手術・検査の
体験談投稿」
患者のホンネ サイトのトップページから、すぐにリンクして記載があります

 

 

(続く)

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