この別ウィンドウを閉じます

 

=SOHO必需品編の詳細の目次(リンク)=
スケジュール管理
ブラインドタッチの定石

 


スケジュール管理 (続き)

 

c)週間スケジュール (続き)

 

2)スケジュールの運用

 

a. 作業とその時間帯

 

 スケジュール表では、作業の時限が固定されて、朝のもの午後のものなどとはっきり区別されていますが、運用上では、あくまで大きく、一日単位にとらえるようにします。
 つまり、ある一日の作業は、その日じゅうであれば、どの時点でやってもかまわないということです。とくに、一般の家事にかんしては、そのような必要が多いでしょう。
 たとえば、17:00以降の作業となっている、掃除や買い物あるいは運動なども、ものにより、あるいはその日により、中間の時間帯に、しばしば前倒しされます。もちろん、パソコンの作業が優先であるとはいっても、ほかの家族との連携とか、それじたいの能率を考えれば、これらの作業を先に片づけたほうがよい場合が、当然あるわけです。
 このように、ほかの作業が、17:00までのあいだに割り込んだ場合には、かかった時間分は、そっくりそのまま後ろへシフトさせることで、調整をおこないます。

 

b. 作業不能時のあつかい

 

 これとちがって、臨時の用事そのほかで、作業できない時間帯が、大幅にできてしまったような場合には、運用でのカバーのやり方も、やや複雑になります。

 

1. あらかじめわかっていた場合

 

 まえの日までに、あらかじめわかっていたものについては、その日作業ができる総時間数 (但し、9:00〜17:00までのあいだのみを、算定します) を基準にして、たとえば次のように考え、あとは臨機に対応します。

 

作業時間がほとんど取れないときは、最も急ぐものだけにしぼって、作業する。

作業時間が半日程度になるときは、すべての作業の配分時間を、ふだんの1/2にする。

作業時間が若干少なくなる程度のときは、最も急がないもののみ、その日は中止する。

 

2. 急に途中から作業できなくなった場合

 

 ある日の作業を、いつも通りにやっていたら、急に用事ができて、それ以降の作業予定が大幅に狂うというもので、実際には、このケースが多いものです。
 この場合、それまでやっていた作業をそこで中止するとともに、作業ができる残された総時間数 (但し、そのとき〜17:00までのあいだのみを、算定します) と、まだやっていない作業とを見くらべて、たとえば次のように、臨時のスケジュールを組みたてます。

 

作業時間がほとんど無いときは、まだの作業のうち、最も急ぐものだけにしぼる。

作業時間が2時間程度もあれば、まだの作業は、ふだんの1/3や1/4に縮めてやる。

 

c. 始業時間のこと

 

 スケジュール上は、早朝の第一時限から作業開始となっていますが、前述のように、この時間帯は「おまけ」のようなものと考え、実際の始業時間は、一般の会社と同じ9:00にするのがよいようです。
 その代わり、9:00にはかならず、自分の作業机に向かっているようにします。もちろん、パソコンはそのまえに立ち上げをしておくべきですし、もし、作業しながらお茶を飲む習慣であれば、その準備もちゃんとすませて、この時間には、いつでも実際の作業に取りかかれるまでになっていなければなりません。
 たとえ自宅で作業しているとはいえ、いやむしろ、まわりからの注意が無いぶんなおさら、自分自身のなかに、9:00をすぎれば「遅刻」だという意識を持つことが、大変重要なことになります。最初、ここを適当にするクセをつけてしまうと、自分でつくったスケジュールを守ることじたいが、むつかしくなってしまいます。

 

d. 休憩のこと

 

 当店では、どんなに忙しくても、午後に一度の休憩時間をもうけています。時間は、最大で30分なのですが、もちろんそれより短いときがあってもかまいません。
 ただ、一日や二日の臨時の追いこみ作業とはちがって、これからずっと、変化にとぼしい自宅での作業が続くわけですから、休憩を仕事のうちととらえることも、大切なことです。
 休憩は、かならず、作業部屋以外のところに移って、おこなうようにします。逆に、作業部屋では、ちょっとした水分補給やアメ・ガムくらいは別として、いっさい飲食はしないようにします。
 作業と食事、作業と休憩の、明瞭な区別を習慣づけておかないと、このような自宅SOHOの場合には、どこにいても、本当にはリラックスすることができません。

週間スケジュール管理(2/3) へ戻ります ブラインドタッチの定石(1/2) へ進みます SOHO必需品編の詳細の冒頭へ戻ります
この別ウィンドウを閉じます