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バックアップ採取と事例

 


バックアップ採取と事例

 

 次に、では普段、どのようなファイルをどのように、バックアップを採っておくと良いのでしょうか。
 詳しくは、その方面の専門書などをご参照いただくとして、ここでは、ひとつのヒントとして、当店のバックアップのやり方を、ごくかい摘んでご紹介いたします。

 

 a) バックアップ採取の間隔

 

 現在の所、原則的には、1週間に1回だけのバックアップを行っております。
 勿論、業務上、毎日必ず作成ないし更新するような最重要なファイルは、一連の作業終了の都度、直ちにバックアップを採るようにします。
  その他のファイルは、更新の有無に拘わらず、上記サイクルでの処理を行います。
 尚、当店では、バックアップのタイミングに合わせて、後述の「スキャンディスク」および「デフラグ」も、一連のセットで実施するようにしております。

 

 b) バックアップの為のメディア

 

 以前は、FDメディアによるバックアップだけでしたが、今は、ほとんどCD-RW (または CD-R) メディアを使用するため、処理時間の点を含めて、大変便利になりました。

 

 但し、CD-Rメディアに関しては、いわゆる「(メディアの)取り出し」時の設定により、他の CD-ROMドライブでも読み込みが可能となりますが、CD-RWメディアの場合には、普通のCD-ROMドライブとの互換性がありませんので、注意が必要です。

 

 c) バックアップの為のソフト

 

 特別のソフトは使用しません。
  当初、基本OSにバンドルされているMicrosoft Backupを使用しましたが、バックアップおよびリカバリーの両方で、前もっての設定が必要かつ煩雑なので、現在は使用しておりません。
  但し昨今、バックアップ用の有料 ・ 無料の各種ソフトが公開されておりますので、使い勝手が良いものであれば、それらを利用されるのも一法と思います。
 基本的なバックアップの手順は、至って簡単です。

 

 エクスプローラで、コピー元とコピー先のフォルダを並べて開き、コピー元内の該当ファイルまたはフォルダをポイントし、右クリックしながらそのままコピー先へドラッグするだけです。
 その際、 ポップアップメニューが表示されますので、必ず、「ここにコピー」を選択して下さい。もし、「ここに移動」を実行すると、コピー元のファィルやフォルダは、無くなってしまいます。
 或いは、コピー元の該当ファイルまたはフォルダを選択して、右クリックから、「送る」−「3.5インチFD(A)」や、例えば「〜CD(E)」などといったドライブを選択指定することもできます。但し、この場合、コピー先のフォルダを指定することはできません。

 

 d) バックアップと圧縮ソフト

 

 バックアップの為だけなら、圧縮ソフトは必ずしも使用しなくても構いません。
  但し、バックアップ用に、主としてFDメディアを使用される場合には、圧縮ソフトは大変重宝でしょう。

 

 尚、バックアップに限らず、テレワーク (ここでは、インターネットなどの通信手段を活用した、遠隔地就業のことを意味しています) でメールの添付ファイルを送受信する時などには、圧縮(解凍)ツールは不可欠なので、そのソフトに関する一般的な操作法は、心得ている必要があります。
 例えば当店では、その練習も兼ねて、バックアップのタイミングに合わせて、別途、データの圧縮と解凍、自己解凍書庫の作成と解凍などの一連の操作を、テストしたりしております。

(続く)

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