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バックアップパソコンの確保
バックアップパソコンの活用例
バックアップ採取と事例

 


バックアップパソコンの確保

 

 どんなにケチったとしても、バックアップ用パソコンの購入は、必要になるでしょう。
  当店のように、ノートブックであっても構いません。ともかく1台購入して、主用パソコンと同じ環境設定にして、必ず一度は動作をテスト確認しておきます。
 細かいアプリケーションソフトのインストールなどは、イザとなってからでも問題ありませんが、最低限、次の作業は必要と思います。 (通信は、プロバイダ利用のダイアルアップ接続を想定しています)
 尚、パソコンを新機種に買い換えたような場合には、その古いものをそのまま、バックアップパソコンとして確保しても、差し支えありません。

 

 a) ウィルスソフトのインストール

 

 取りあえず、最重要な、ウィルスソフトのインストールだけ済ませておきます。
  ライセンスを二つ所持しない限り、このソフトは、バックアップパソコンであっても、本来はインストールすることができません。また、当然、最新版へのアップデートをする事もできないわけですが、マシンダウン時の混乱を極力回避する為には、やはり忘れずに、予めインストールしておくことが無難と思われます。

 

 b) インターネット環境の整備 

 

 先ず、TAやブロードバンドルーター等のモデム設定、テレフォニー設定、ダイアルアップネットワーク設定は、主用パソコンの最新設定を、そっくりコピーする要領で行います。
 更に、ブラウザやメーラーのオプション設定も、主用パソコンと完全に同期させておく必要があります。中途半端に一致させておくと、その場になった時、却って、無用の混乱を招きます。
 これらは通常、1台目の購入直後、各種資料と首っ引きで、やっとの思いで設定された方も多いのではないかと思いますが、細かい部分は、どの資料のどこに書いてあったかなども、得てして忘れてしまいがちなものです。その為、こうしておくと、まさかの時には、大幅に時間の節約になります。
 通信環境は、SOHOの生命線のようなものですから、必ず、実際にダイアルアップまで行って、設定の不備を無くしておく必要があります。
 その他、TAやルーターは、USBインタフェースのものが、プラグの差し替え一つでどちらででも使用でき、使い回しがよいと思われます。

 

 尚、メールの最初の送受信テスト時、プロバイダのメールボックスに保管されているメール分 (主用パソコンで既に取り込んだものを含めて) が、すべて取り込まれて来る場合がありますので、以前ウィルスメールがあったような場合には、十分ご注意下さい。 

 

 この、プロバイダのサーバー上に配信メールが保管されているかどうかの確認は、
先ずメーラーを起動して、「ツール」−「アカウント」とクリックし、「メール」タブを開き、ご自分が設定されたアカウント名を青く反転させた上で、「プロパティ」ボタンをクリックします。
 次いで、「詳細設定」タブを開いたら、一番下の「配信」フィールドをチェックして、もし、「サーバーにメッセージのコピーを置く」がチェックオンであれば、「保管」設定になっているものとご了解下さい。

 

 c) その他周辺機器の設定

 

 プリンタやスキャナ、CD-RWなどの周辺機器も、同様に初期設定をインストールして、いつでも使用可能なようにしておきます。
 これらの機器に関しても、USBインターフェースのものが、重宝です。
 FDDに関しては、特に準備することはないのですが、これからのディスクトップパソコンでは標準装備されていないことがあり得ますので、緊急時のデータの受け渡し媒体としては、CD-RまたはCD-RWメディアを主力にお考えになるのが無難と思われます。
 余談ながら、バックアップパソコンがノートブックの時、標準添付のキーボードやパッドでは作業効率が悪いので、もし主用パソコンにUSB対応のキーボードとマウスが添付されているなら、そのままUSBポートに差し込むだけで使用可能となるので、重宝だと思われます。

 

 d) アプリケーションソフトの動作確認

 

 数多いすべては無理としても、業務で頻繁に使用しているソフトは、やはり、動作状況の確認を取っておく必要があります。
 特に、最近のバージョンのものは、多量のメモリーを消費するケースが多いため、これが全く動かないのと、遅くても一応は動くのとでは、緊急時の対処としては、大変な違いとなります。
  勿論、古いバージョンソフトなら動作して、それで差し当たりカバーできる状況であれば、なんら問題はありません。

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