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ディスク領域の有効利用
スキャンディスクとデフラグ

 


ディスク領域の有効利用

 

 ディスクの領域を有効利用する根本は、整理ではないでしょうか。
  たとえ、今後、ディスクの総容量が何十GBに増えようとも、丸でゴミ箱のように、無秩序に何でもかんでもすべて放り込んでいけば、遅かれ早かれ、いっぱいになってしまいます。
 そこで、先ず、必要なものと不要なものが、一見して判別がつくように整理されていることが、一番大切になります。 CD-RWなどの大容量メディアが普及した今日、ディスクには、最小限のものが常駐されているだけでよいのです。
 皆さまも当然、それらに関してはさまざまに工夫をされていることでしょうから、今更とは思いますが、若干、当店流をご紹介してみましょう。

 

 a) データファイル容量について

 

 別項の、「当店の台所」の詳細で申し上げましたとおり、当店のHDの容量は、パーティション2つ (ディスクC および D)で、合計6GBしかありません。その中で、純粋にデータのファイル領域として確保できるのは、理想的には50%の、3GB位だろうと思います。
  その見積もりの理由は、以下をご参照いただきたいのですが、ちなみに、当店のディスクの使用済み領域は、必死の整理にもかかわらず、最近では3.7GBを占めるに至り、つまり62%まで悪化しております。

 

 アプリケーションソフトはほとんど全てが、仮想記憶方式で動作しています。
  仮想記憶というのは、要するに、メインメモリーの不足分を補うものとして、HD上に流動的に確保され、使用される領域のことです。
  通常は、メインメモリーが多ければ多いほど速いのと全く逆な意味で、ディスクの空き容量が少なければ少ないほど、どんどんレスポンスが遅くなってしまいます。このため極力、ディスクの、「一見遊んでいる領域」を、十分残しておいてやる必要がある訳です。
  尚、ソフト特に高機能で巨大なソフトによっては、例えば、Fireworks、Photoshop、Illustrator等のように、仮想ディスクの場所を、「環境設定」メニューなどで、ユーザーが選択指定可能になっているものもあります。

 

 b) データファイルの種類と配置

 

 通常、基本OSが、ディスクCを中心として動作することを考えれば、空きの総容量は同一であっても、ディスクDの空きをいくらか多めにしておいたほうが、動作は速いのではないかと思われます。
  更に、アプリケーションソフトも、ディスクCにインストールされていることが多いので、なおさらでしょう。
  主要なものだけを列記しますと、当店では、データファイルの種類別に、以下のように、ディスクの割り当て配分を行っております。

 

 1) ディスクC

 

a. 基本OS一式

    ( つまり、プリインストールされていた全てのデータ。但し、使用しない機能やプログラムは、アンインストールして軽くしています )

 

b. レッスンデータファイル

    ( SOHOの業務に必要な各種ソフトの、習得用ハウツーマニュアルに添付の、教材CD-ROMからコピーした、各種データファイルです )

 

 要するに、こちらのディスクには、基本OS部分を除いて、バックアップ必要なものは何も入っておりません。それでも、後者のデータが膨大なので、全部で、2GBを消費しています。

 

 2) ディスクD

 

a. プログラムファイル

    ( ほとんどのアプリケーションソフトは、こちらにインストールしています。それはひとつには、内容が未だよく分からない、「Program Files」フォルダを極力いじりたくない為でもあり、基本OSと別のディスクに配置することで、少しでも処理効率を良くしよう (?) と考えたからでもあります。尚、プログラムは、正式のものと体験版とを区別して、管理しています )

 

b. 「インターネット短期保管ファイル」群

    ( 別項の、「ウィルス対策」の詳細の、「ウィルス対策の事例」 の中でお話しした、自己管理すべき一連のファイルが該当します )

 

c. 各種保管データファイル

    ( 別項の、「バックアップ対策」の詳細の、「バックアップ採取と事例」の中でお話しした、要バックアップファイルが該当します )

 

 現在、すべてを合わせて、約1.7GBの容量となっております。また、以上の内、最後のもののみが、バックアップの対象データとなります。

 

 c)定期的なディスク内の清掃

 

 ディスク内の整理整頓に加えて、定期的に、ディスクに溜まった不要なデータの削除が必要と思われます。
 詳細はよく分かりませんが、ブラウザ等のケースからも推察できるように、各種ソフトを使って処理をさせていく過程で、ディスク内には、気付かない内にどんどん不要なデータ (産業廃棄物や燃えかすのようなものです) が残って、累積していくとの事です。
  これらは、高度に専門的な知識を持たないと、対処の方法も分からないので、その方面の市販の専用ソフトを使用して除去するのも、一法と言えるでしょう。

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