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ウィルス対策あれこれ
ウィルス対策の事例

 


ウィルス対策の事例

 

 ここからは、当店流のウィルス対策のご紹介ですが、果たしてどの程度の効果があるものか、店主自身もよく分かりません。ただ、この中から少しでも、皆さまのヒントにしていただけることがありましたら、幸いです。

 

 a) メールの受信と送信を別のパソコンで行う

 

 当たり前のことですが、ウィルス感染は主として、メールを受信することから引き起こされるわけです。従って、当店では、メール受信専用、メール送信専用と、使用するパソコンを二台に分けております。
 その役割分担は、次のように行います。

 

 1) 受信パソコン

 

 受信パソコンは、具体的にはバックアップパソコンを使用します。
  変な話ですが、万一感染しても、ウィルスをこのパソコンから外へ出さなければ、十分目的は果たされるので、ウィルスソフトによるチェックは、この段階では必須という訳ではありません。
  最小限の自己チェックの上で受信したメールは、一読後、面倒でも一旦、必要なもののみ他のリムーバブルメディア (FDなど) に保存します。
  主用パソコンでは、このメディアに対し、今度は、最新バージョンによる丁寧なウィルスチェックを行った上で、HD上などに保存ファイルとして取り込みます。

 

 ただ、いかにバックアップパソコンとは言え、ウィルス感染の可能性が低い方がよいには違いない訳ですから、もし経済的な余裕があれば、ウィルスソフトのライセンスを二つお持ちになるのがベストです。
  或いは、ウィルスソフト会社のWebサイト等で紹介されている、オンラインスキャン機能などを定期的にご利用になる、という方法もあるでしょう。

 

 当店の場合には、ウィルス感染の場合には、せいぜい再インストールを実行するだけと、妙に開き直って運用しておりますし、バックアップパソコンには、実質的に大事なデータは何も入っていないので、しごく気楽なものです。
  今のところ、インストール迄の必要性はありませんでした。但し、悪質のウィルス感染で、最悪、パソコンの買い換えの事態に直面すれば、後悔しきりということにはなるのでしょうが。

 

 2) 送信パソコン

 

 送信パソコンには、主用パソコンをあてますが、こちらは、最新の (つまり、常にオンラインアップデートされた) ウィルスソフトを使用して、極力厳重な防御体勢を整えておきます。
  メールの送信と、最小限のWebサイトの閲覧以外、このパソコンでは外部との通信を行わないので、原理的にはいつも無菌状態になっているはずです。従って、こちらからウィルスメールを発送する危険性は、ほとんどないものと思います。

 

 b) インターネット一時ファイルを自己管理する

 

 ブラウザによって取り込まれるWebページ関連の一時ファイルを、独自の専用フォルダ内に設定し、ブラウズ終了時、このフォルダに対して必ず、ウィルス検索を手動で実施するようにしています。これで、Webサイトからのウィルス感染も、かなり防止できるものと考えています。

 

 1) 一時ファイルのカスタマイズ

 

 ブラウザで使用するインターネット一時ファイル用格納フォルダ「Temporary-Internet-Files」は、デフォルトでは、WINDOWSフォルダ内に作成されますが、これを次のような手順で、自分で指定した場所 (パス) のフォルダに作成することができます。

 

 先ず、ブラウザを立ち上げたら、「ツール」−「インターネットオプション」とクリック。「全般」タブの「インターネット一時ファイル」フィールドで、「設定」ボタンをクリックします。
  新しいダイアログが開くので、その真ん中の「インターネット一時ファイルのフォルダ」フィールドの「フォルダの移動」ボタンをクリックし、「フォルダの参照」ダイアログ上で、指定のフォルダを青く反転選択して、「OK」をクリックします。
  元のダイアログ上では、「現在の場所」フィールドに、Temporary-Internet-Filesフォルダが、指定した通りのパスで表示されているのが確認できます。
  尚、「使用するディスク領域」のサイズ (MB) は、通常、特に変更する必要はありません。

 

 2) ウィルスチェック

 

 ブラウズ終了直後、このTemporary-Internet-Filesフォルダに、集中的にウィルスチェックをかければ、かなり感染を防止できるものと思われます。
  但し、パソコンは結局「ブラックボックス」であり、ブラウザが、処理途中でこのフォルダだけしか使用しなかった、という根拠は何もありませんので、万全の対策ではないことは、言うまでもありません。

 

 ちなみに当店では、大きく、「インターネット短期保管ファイル」フォルダのような、中間的バッファ領域を設定して、その中に、上記のTemporary-Internet-Filesフォルダを初め、「ソフト一時格納」フォルダ (ダウンロードした圧縮形式プログラムやファイルを格納します) 、「ページ一時格納」フォルダ (ネットサーフィン時に保存したWebページのファイルを格納します) 等を用意して、事ある毎に、「インターネット短期保管ファイル」フォルダ全体に対して、ウィルスチェックを実施するようにしております。

 

 c) メールボックスを自己管理する

 

 残念ながら、当店で試みた限りでは、この方法はうまくいきませんでした。以下にご説明するように、メールボックス用のフォルダを変更することは可能ですが、運用時に問題が発生するように思われます。
  研究不足のため、これが正しい結論だとは、必ずしも申し上げられませんが、今のところ、ブラウザの時と同様の自己管理の方法には、馴染まないように思われます。
 尚、ご参考までに、メールボックスの変更の手順は、以下の通りとなります。

 

 メーラーで取り込んだメールは、デフォルトでは、WINDOWSフォルダのずっと下層の、「Application Data」−「Identities」−「{ *** ここは32桁のパソコン固有番号 (?) と思われます *** }」−「Microsoft」−「Outlook Express」フォルダに格納されます。
 このフォルダは、原理的には、次の手順で変更できます。

 

 メーラーを立ち上げたら、「ツール」−「オプション」とクリック。「メンテナンス」タブの「メッセージのクリーンアップ」フィールドで、「保存フォルダ」ボタンをクリックします。
  新しい「保存場所」 ダイアログが開くので、「変更」ボタンをクリックし、「フォルダの参照」ダイアログ上で、指定のフォルダを青く反転選択して、「OK」をクリックします。
  元のダイアログ上では、今選択したフォルダのパスが表示されているのが確認できます。後は 、「OK」クリックして戻っていけば、ここでの設定が有効になります。

 

 しかし、このフォルダをメーラーの「ローカルフォルダ」と見なして、その下に、「受信トレイ」 フォルダなどのボックスを作成しても、各ボックス間の連携が、デフォルトの設定の時のようには、スムーズに行えないようでした。

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