=占いと未来の詳細の目次(リンク)=占いは学問か占いの分類未来とはなにか占いは学問か私は、少なくともある範囲の「占い」は、れっきとした学問だと思います。もちろん、学校で教える種類の学問ではありませんけれども。 そこで、はっきりさせておきたいのは、学問のとらえ方についてです。 具体的にご説明しましょう。 一つは、アインシュタインの相対性理論の例です。 相対性理論から導かれた予言、たとえば、時間の長さは相対的なものであるという結論は、彼の英知の生み出した帰結であり、その意味できわめて学問的なものでありました。けれどそれは当初、常識と呼ばれるものに反し、それまでの科学的な定説とも矛盾して、つまるところ、非科学的とされるものだったのです。ところが、後年の宇宙観測の結果、その理論的な正しさが立証されるにいたり、彼の学問的な主張は、間違いなく科学的でもあったことが、再認識されたわけです。
もう一つ別の例をあげましょう。 たとえば、私が口から出まかせに、何月何日に大地震があるでしょう、と予言したとします。これは、もとになる根拠がまったくないわけですから、たとえ万一的中したとしても、けっして学問的とはいえません。もちろん科学的でもありません。
超能力者や霊能者、あるいは占い師の場合であっても、まったく同様で、彼らが個人的な霊感とか特別な秘法にもとづいて予言したのであれば、たとえ一見、どれ程非科学的なことに思われたとしても、やはり学問的であるには違いないのです。
参考文献(外部リンク):
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