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学問的な占いには、いろいろなアプローチの仕方があり、それがそのまま、占いの種類になります。

 ただし、ここでは、医学や理論物理学などによるアプローチは、除外することにいたしました。

 医学で占い?と首を傾げられるかも知れませんが、最近の遺伝子医学などの成果によれば、遺伝子情報から、将来どのような病気になりやすいかなども、やがて分かるであろう、といわれています。さらに進歩することで、寿命までも占える(というより、むしろ宣告というべきなのでしょうが)ようになるのかも知れません。
 また、物理学も同様で、天体物理学にせよ原子物理学にせよ、それぞれ、宇宙レベルあるいはナノレベルでの理論的な予言が、今も実際に行われていることでしょう。
 しかし、現代の医学も物理学も、私にはくわしい知識の裏付けがありませんし、なによりそれらは、科学そのものなのです。
 そして、私が、「占い」として思い浮かべているのは、たしかに学問的ではあっても、そこに秘密の教えのような何か、あるいは今の科学では解明のつかない霊妙な何か、が残されているものだけなのです。

 

 さて、私は、占いへのアプローチを、二系統に大別したいと思います。

 一つは、筋道をたどって結論に至る「占い」、のやり方です。これは、ある公理原則にもとづいて算出推測する占いである、ということもできるでしょう。
 通常、私たちが占いとして理解しているもの、たとえば東洋に古くから伝わるいろいろな占術などは、大半がこちらに属します。そこでは、各種の運勢判断、移転や旅行の吉凶、相性の良し悪し、病気の予後や死期などを、占うことができます。
 この系統の占いで特徴的なことは、占う内容が、いわゆる「この世」の中における、しかも個人にかかわるものだ、ということでしょう。
 たしかに、中には、会社などの法人や国家などが、占いにかかわることもあるかも知れません。しかし、その場合でもそれが、この世での、独立した存在体(個体)であることに、変わりはありません。
 したがって、私は、この系統のものを、私流に要約して、「個人と現世の占い」と名づけたいと思います。

 

 今一つは、神秘的な啓示としか言いようのない、ある特別な人間の直覚による「占い」、のやり方です。
 これは、通常の筋道や公式を必要としませんし、どちらかというと、自然界の生物の本能により近いものかも知れません。また、一般的には、占いではなく、予知とか予言とか呼ばれるようです。
 この占いでは、ありとあらゆるものが、その対象となります。この世での個人的な将来の姿から、遠い未来の出来事、反対に遠い昔のことなどまで、極端に言えば、時空を越えて占うことができます。
 しかしながら、この占いは、修得に研鑽すればあなたも「占い師」、という種類のものではありません。長い人類の歴史の中でも、ほんの一握りの超人にだけ、その占いが可能でした。
 その占う対象の広さと、とくに、「この世」だけに限局されない摩訶不思議さの故に、この系統のものを、要約して、「人類と霊界の占い」と名付けてみましょう。
 霊界というのは、適当な名称ではないのかも知れませんが、「この世」の時間と空間を超えた異次元の世界、とでもご理解ください。

 

 なお、後の具体的な占いのご説明では、まず「人類と霊界の占い」を、次いで「個人と現世の占い」を、ご紹介しております。

 

参考文献(外部リンク):

書名 著者/訳者 出版社/出版年次
サイキック
(人体に潜む超常能力
の探究と超感覚的世界)
コリン・ウィルソン著
梶元靖子訳
三笠書房
1991年

 

 

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