促進と強化	維持と予防/治療と養生

　ひところ、「強くなければ主夫にはなれない、優しくなければ主夫の資格はない」という (？) コマーシャルが流行ったとか、流行らなかったとか。
　稼ぎの乏しい主夫としては、せめて健康と体力こそが、唯一の取り柄ではないでしょうか。また、健康で心身が充実していればこそ、家族にたいしても優しく接することができるというものです。
　さらに大きく考えれば、世界に冠たる長寿大国の一員として、その通りに、たとえどんなに長生きが約束されていたとしても、自由に自分の身体を動かすことができないのであれば、長寿はかえって苦痛ですらあることでしょう。
　それかあらぬか、最近は、猫もシャクシも、健康志向ブームといえます。それも、どのように病気を治すかではなく、どうしたら病気にならなくて済むかのほうに、人々のおもな関心は移ってきているようです。
　テレビからは連日、まるで洪水のごとく、手をかえ品をかえた最新健康情報が、目に飛びこんできます。そして、かくいう私も、某テレビ局のお昼の人気番組、「○×テレビ」の司会者のトークにつられて、「身体に良い食材」を求めては、スーパーに夕食の買い出しにでかけるありさまなのです。
　もちろん、このお品では、そんな耳新しい情報をタイムリーにお届けすることはできません。そこで代わりに、いささか素人的かつ独断的な内容ではありますが、「促進と強化」、「維持と予防」、「治療と養生」という、健康作りのための三つのプログラムを、ご提案させていただきます。
　ここにご紹介したものは、私の身体で検証ずみのものばかりです。ただし、皆さまそれぞれのご体質やご健康の状態によっては、ひょっとして、かえって身体に良くないこともあるかも知れません。また、ご納得のいくほどの効果をあげえない場合も、多々あることでしょう。どうか、あらかじめ、その二点にご注意くださいますよう、くれぐれもお願いいたします。
　なお、ご紹介した商品やサイトなどの情報は、あくまでも、一例としてご参考に供するものでございます。もし、その商品なりをご購入される際は、できる限り店頭で、現物を直接お手にとってご確認されますことを、あわせてお願い申しあげます。

( 2007年1月14日 更新)

　健康作りといえば、まず皆さま、今の健康状態をより良い方向に促進させ、心身の活性化や機能アップをはかり、さらに積極的には、体力を強化することなどを、思い浮かべられるのではないでしょうか。
　第一番目にあげさせていただいた、促進と強化のこのプログラムは、つまりは、身体に負担の少ない運動やスポーツを継続的におこないましょう、というご提案です。
　ただし、勝手ながら、ここでは、ご自宅の室内でも可能な程度のものを運動(体操)、戸外やそれなりの施設の下でおこなうものをスポーツ(トレーニング)と分類させていただきました。