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歯を大事にする

身体を大事にする

歯を大事にする

 歯も、美容上のみならず、健康維持の面からも、一生大切に使いたい器官の一つです。

 とかく歯は、何本もある (大人は、親しらずを除外して、通常二十八本といいます) ために、一本や二本はどうでも、などと考えがちです。けれど、ちょうど一軒の家みたいに、精密に組みあわされている各々の部材の一つでも欠落すると、とたんに他に思いもかけない負荷がかかったり、全体としての強度が弱められたりして、ついには一気に倒れてしまうおそれも、ないとはいえません。

 八十歳で二十本の自分の歯が残せるためにも、ふだんからのお手入れが、なにより大切です。

a)歯の定期検診

 ふつう、歯の健康といえば、虫歯のあるなしを問題にしますが、じつは、歯の病気の中で、それよりずっと怖いのは、歯周病だといわれます。

 というのも、ほとんど痛みもないまま秘かに進行するので、処置が後手になりやすく、自前の歯を無くする大半は、この病気によるものだそうです。またどういうものか、虫歯になりにくい人ほどこの病気になりやすい、との説もあり、自分は歯が丈夫だからなどと、いちがいに安心してはいられません。
 そのため、歯の丈夫な人もそうでない人も、ふだんから定期的に、歯科医の検診を受けられることを、おすすめします。

 最近は医療機関側でも、新しい患者さんを掘りおこしたり、一度かかった患者さんをつなぎ留めておくためにも、これらの検診コースに力を入れている面があるようです。皆さまの中にも、虫歯の治療が終わったはずなのに次の予約を取られて、行ってみたら検診だった、などという経験をお持ちの方もいらっしゃるかも知れません。

 とにかく、他の病気とちがって歯だけは、自宅療法では決して良くならないのですし、ことのほか予防が大切なことを、十分理解していただきたいと思います。

b)まずは歯磨き

 ガンが 「生活習慣病」 であるならば、虫歯や歯周病もまた、立派な習慣病です。
 だれでも、毎日の食事をしない人はいませんし、食事をすればかならず、歯とその周囲には、食べかすや汚れが付着するわけです。これを毎回、おっくうがらずに、どれだけ清掃してやるかで、歯の寿命が、さきざき天と地ほどにちがってくる可能性もあるのです。

 歯医者さんのすすめられる歯磨きの方法は、あまり硬すぎない歯ブラシで、三分から五分くらいかけて隅々まで、できるだけ歯磨きクリームなどを少なくして、ていねいに磨こう、というもののようです。

 私は、基本的に、水だけでブラッシングすることにしています。そうすれば、口の中がサッパリといかにも 「磨いた」 という気分になるまでには、けっこう長時間磨きこまなければなりません。もちろん、時間だけ長ければよい、というわけでもないのですが、最初から歯磨きクリームを使用すると、実際には汚れがほとんど落ちていないにもかかわらず、ミントなどの香りでごまかされて、すぐサッパリした気分になってしまいやすいので、注意が必要です。

 ブラッシングのあと、適宜、歯間ブラシ (西洋式の楊枝ですが、先がとがっていないので、歯肉をいためることもありません) で、歯と歯の間の残りカスを取り除いたり、デンタルフロス (ワックスをぬった細い糸で、糸楊枝などといわれます) で、歯と歯肉の間にできた隙間 (いわゆる"歯周ポケット"で、ここにこびりついた汚れが、歯周病をひきおこします) の掃除をしたりします。

 また、歯磨きクリームの中には、「歯を白くする」 などがうたい文句のものもありますが、ほんらい、よく磨かれて汚れが付着していない歯は、それだけでも、ツヤツヤと白く輝いて見えるものなのです。

 

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